「堀江貴文&竹中平蔵の日本経済再生論!!」に行ってきた


ホリエモントークシリーズ第七弾。ゲストに、元・金融担当大臣などを歴任した『竹中平蔵』氏をお迎えし、窮地を迎えた日本「経済」の問題点、そして未来について語ります!!

【公 演 日】 2010年1月20日(水)

【時  間】 OPEN18:00/START19:00

【会  場】 新宿LOFT/PLUS ONE

【出  演】 堀江貴文

       Guest:竹中平蔵

【料  金】 前売¥2500/当日¥2800(共に飲食代別)

面白そうだったので参戦してきました。会場の新宿ロフトプラスワンは、歌舞伎町の旧コマ劇場近くの雑居ビルの地下二階という、かなり猥雑な雰囲気漂う場所。ホリエモンも開口一番竹中さんに「こんな場所だと思ってました?」と尋ねてしまうくらい。

それなりに早めについたんだけど何せ初ロフトプラスワンなもので、近くのコンビニで様子を伺っているうちに開演30分前。そろそろいいかなと思い会場入りすると、150人程度がキャパの狭い会場はすでに超満員。後ろの方の席になってしまった。

ここは居酒屋形式のトークライヴ会場なので、予め買っておいたチケットの他に何か飲食をしなくてはいけない(そしてこの飲食代がゲストのギャラに反映されるシステム)ため、モルツの生をオーダー。やっぱこういうとこだと高いよね。600円もしちゃった。

早速Twitterで実況中継して(tsudaって)みようとiPhoneをいじるも、当然のごとく地下2FではSoftBank 3Gは圏外。使用できるwifiもなし。やむを得ずdocomoケータイでtwitter.comにアクセス。docomoは対照的にバリ3。@wafercakeさんによると、auもバリ3だったようで、こんなところでSBの弱さを感じさせられてしまった。

そうこうしているうちにホリエモン竹中平蔵氏が登場。竹中さんから撮影許可が出たのでiPhoneで撮影。

前半はフリートーク。いきなり「モリタク森永卓郎)さんってコメディアンでしょ?」と快調に飛ばす竹中さん。そしてホリエモンが「竹中平蔵」という人は凄いと感じたキッカケについて本人を前に話し始める。


ホリエモン「初めて『竹中平蔵さん』って名前を見かけたのは、「経済ってそういうことだったのか会議」って本なんですよ。



ホリエモン「その日たまたまエロ本を買いに行こうとたまたま本屋に行ったときにたまたま目に入って手にとって」

竹中平蔵「(苦笑)」

ホリエモン「それで購入して一気に読んで、この人はすごい経済学者だと思ったんです。なぜならものすごくわかりやすい。当時会社とかやってはいたんですけど、今みたいに経済の仕組みとかにあまり興味がなくて、マクロがなんだとか言われても分かんないわけですよ。それがこの本はそういった難しいことをものすごくわかりやすく書いていて、この人はすごいと思った。だから小泉さんが竹中さんを大臣に任命した時は、小泉さん、すごいチョイスをするなぁと感心した。」


竹中平蔵「難しいことを難しく説明するのは簡単なんです。難しいことを簡単に説明するのが難しい。僕がなんでわかりやすく説明することを心がけていたかというと、ハーバードに留学していた時、ノーベル賞受賞者のような人たちの講義がものすごくわかりやすかったから。こうでなくてはならないと思った」


ホリエモン「で、その本を読み終えてから横浜の『特別区』っていう風俗に行ったんですよ」

一同爆笑

ホリエモン「で,そこの風俗嬢が今後のことについて悩んでいたから『この本は素晴らしいよ!竹中さんって凄い人だよ!』って言ってその本をプレゼントしました(笑)」



続いて話は亀井静香金融担当相とテレビ番組で対峙した際に共演したはるな愛が気になった話に及び




竹中平蔵はるな愛さんっているでしょ?(中略)あの美貌でね...」

ホリエモン「あの人僕と同い年くらいですよ?」

ホリエモン「えっ、じゃあはるな愛は竹中さん的にアリなんですか?」

竹中平蔵「個人的にはウェルカム」

ホリエモン椿姫彩菜ちゃんって知ってます?」

竹中平蔵「知らない」

ホリエモン椿姫彩菜ちゃんの方が可愛いですよ」




ホリエモン「そういえばなんで亀井さんなんかが内閣にいるんですか?
竹中平蔵「なんかの間違いでしょ(笑)」


と話は妙だけど面白すぎる方向に。しまいには竹中さんが小泉純一郎モノマネまでしでかす始末。ロフトプラスワンという空間がそうさせるのか、はたまた竹中さんという人は意外とお茶目で意外と毒舌な人なのか笑

そして話のは話題は政治へ。



竹中平蔵
「現在の自民党には全く危機感がない。だから谷垣さんなんか総裁に選んじゃう。」

「現在の選挙制度じゃまともで優秀な人ではなく、特殊な人しか当選出来ない。一票の格差もひどい。地方への利益誘導的な人を今後も居座り続けさせないように、いっそのこと選挙区は地理別ではなく、世代別で分けたらどうか。あと外国では選挙権と被選挙権と運転免許解禁の年齢は一緒のところもある。日本もそうして18歳から全ての参政権を与えたらいい」


「小沢鳩山辞任論が民主党内にでてこないことが最大の問題。麻生さんの時の自民党内には公然と辞任論が出ていた。この前小泉進次郎議員がこう言ってた。『自由民主党から自由をとったら民主党になる』」

ホリエモン「結構いいこと言いますね(笑)」

竹中平蔵「気の利いたフレーズはお父さん譲り(笑)」


そして話は色々な方向に飛びながら前半は終了。休憩のち、参加者からの質問用紙を使った質問コーナーへ。JALの話など時事的な話に盛り上がる。そして「20代の思い出」のような話題になる。



竹中平蔵

「当時日本開発銀行(現日本政策投資銀行)というところに勤めてたんですけど、その仕事の合間をぬって簿記の勉強をしてたんですけど、これが面白かった。ファイナンスの知識をえることで世の中のことが断片的にではあるけれど見えてくるようになった。だから皆さんも、日商簿記三級程度、これは商業高校の生徒なら一年生で学ぶような内容なんですけれど、その程度でいいから是非勉強してみてください。世の中が見えてくるようになります。」

「私の時代はアメリカだったけれども、今わたしが大学生だったら、2年間インドに行く」


そして本題の「日本経済再生」については、



竹中平蔵「私は今後10年間で日本がよくなるかどうかに関して、五分五分だと思う。日本を良くするには簡単。他の国が当たり前にやってることを、普通にやればいいだけです。現に小泉さんが改革を行った2005年、日本の株は4割も上がった。」

ホリエモン「あの時は上がってましたねぇ〜笑 (2005年はlivedoor全盛期)」

竹中平蔵法人税を香港とか周辺諸国と同水準にして、羽田を24時間空港にして滑走路を拡張して国際線をバンバン入れるだけでも、今とは違った景色が見えてくるように思いませんか?」

普通の国が当たり前にやっていることをやるだけでいい。そう最後に竹中さんが強調して3時間ほどのトークライヴは終了しました。

このシリーズはニコニコ動画で何度か見たけど、今日はホリエモントークライヴというよりはゲストである竹中さんがほとんど喋っていて、ホリエモンはあくまで司会のような位置づけだった。竹中さんは想像してたよりずっと話が面白くて、毒舌だった(笑)

やっぱ東京って面白いところだ。簡単に有名人の話が聴けるし。非常に濃くて面白いライブでした。このホリエモントークシリーズは来月の末にもまたあるらしい。ゲストと予定次第では行ってみようかな。