10代最後の旅、大阪までカブで旅してきた

成人なうの記事と話が前後しますが、10代最後の旅と称して、10月7日(木)~10月9日(土)の間、愛車のホンダ・プレスカブ50で大阪に旅してきました。

10/7(木)

午前11時ごろ、岐阜県羽島市を出発、法定速度はあまり気にせずに(笑)快調に西に飛ばす。1時間30分ほどノンストップで走り続け、彦根市で給油のため停車。羽島市からここまでで走行距離50キロ、平均速度は40キロ弱といったところか。天気は素晴らしい秋晴れ。まさに絶好のバイク日和。

そのまま意外と広い滋賀県を西進し、15時頃に琵琶湖に掛かる近江大橋有料道路を横断。有料と言っても原付は20円。安い!大津市に入ると京都はすぐそこ。ママチャリで旅するときにはここの坂で死にかけたが原付だと手元のグリップを回すだけでスイスイ進む。当たり前だがエンジンの力は偉大だ。京都市内で小休止し、16時頃大阪に向け京阪国道(1号線)を南下。

17時30分頃に大阪市内に突入。なにわナンバーの運転はマジで荒い。ていうか周りの原付もそれにつられて荒い。そして更に俺の運転もそれにつられて荒くなる。というかかっ飛ばさないと逆に危ない。60キロで縦横無尽に走行。18時20分ごろに難波に到着。南海なんば駅なんばパークスの駐輪場(有人地下駐輪場で原付200円とお得)にカブを止め、大阪在住の友人と合流、道頓堀で食べ放題2200円(クーポン)の焼肉に舌包みを打つ。うまい!

その後はリッチな友人のタクシーに便乗。タクシー乗ったの一年ぶりくらいかも(笑)大阪のビジネス街、天満橋東横インに宿泊。たまにはネットカフェじゃないところに泊まりたかった。ビジネスホテルは安くて快適でいい。ブラタモリを見つつ、iPadをいじりながら就寝。

10/8(金)

午前9時起床。東横インのしょぼい朝食バイキングは食いそびれるも、昨晩死ぬほど食べたので全く問題なし。10時チェックアウト、ミナミ方面にぶらぶら歩く。アップルストア心斎橋で新型iPodシリーズをいじったり、戎橋で田舎の修学旅行生を観察したりしたのち、エクセルシオールで380円のブラッドオレンジジュースを一気に飲み干してしまうという贅沢をかますTwitter@takeshi_ouchi さんから「西成に一杯100円のラーメンがある」という情報をききつけ、向かってみることに。

一日乗車券850円より安くてバスやニュートラムにも乗れる、ノーマイカーフリーチケット600円が売っていたので迷わずゲトる。なんでも毎週金曜日と20日限定のチケットらしい。らっきー!地下鉄のなんば駅から四つ橋線岸里駅で下車、歩くこと数分の西成区の住宅街に忽然と現れるその名も「大阪飯店」 店先にはメディアで取り上げられたことをアピールしているが、はっきり言ってかなり汚い店先で、店主夫妻が店の奥で話し込んでおり、正直よそ者には入りづらい雰囲気。

そしてラーメンは一杯200円に値上げされていた(笑)でも200円にしてはかなりのクオリティで普通に美味しいラーメンでした。でも一緒に頼んだ100円の餃子は、、、ちょっとw 話のネタ作りにどうぞ!

「大阪飯店」 大阪市西成区潮路1-3-18

http://foursquare.com/venue/10440647


その後は地下鉄で市内をぐるぐる。生野区鶴橋のコリアンタウンを除く。落書きがハングルだったり、薄暗いというかもはや暗い商店街全体に漂うキムチ臭は完全に韓国のそれだった。そのまま歩いて天王寺に抜けて地下鉄乗って阿倍野へ。ここで雨がパラパラ降ってきたので傘を購入。ていうか雨になるなんて聞いてない。カッパもないのに帰り原付でどう帰ろと(涙)

阿倍野から歩いて、知る人ぞ知る遊郭飛田新地へ。詳細はここでは触れないけど凄まじい場所だった。こんな場所が日本にあるなんて。男だったら一度は覗いてみるといい。建物も大正建築で趣きがある。ちなみに俺が歩いたのは青春通りやメイン通りと呼ばれる、とにかく女の子のレベルが高い場所で、いやはや壮観だった。

飛田遊廓を出た頃にはもう真っ暗になっていた。最寄り駅から電車で帰ろうとするも駅の場所がよく分からない。気がついたら小便臭い商店街に迷い込んでいた。しまった、ここはあいりん地区だった(笑)ホームレスのテントが100コくらい並ぶ裏通りを抜けて何とか新今宮駅まで歩いたけど正直怖かったよ。

飛田新地近くのスーパー玉出。生で見るとマジで壮観w

ここから梅田に移動し、大阪在住の中高時代の友人と会食。ヨドバシカメラで(笑)近況の話や懐かしい話も出来たし楽しかった。しかし雨は酷くなるばかり。明日も降り続けるようなので、とりあえず今日中に京都府京田辺市の友人宅まで向かうことに。なんばのドンキホーテで派手な色のレインコートを調達し、夜10時、なんばを出発!大阪市内で少々道に迷いつつ(雨だからiPhoneiPadのマップを確認できなかった)、寝屋川、枚方とカブを急がす。雨がこんなに痛いものだとは初めて知った。顔に雨粒がばちばちあたって痛いの何の。水滴は時として凶器となりえます。

こういうスタイルで走行しておりました。テラ不審者www

10/9(土)

山を越えてようやく京田辺市に着いたのは日付が変わった午前1時だった。友人 @MShooowtime は風呂を沸かして待っていてくれた。ありがたい。身に染みる。そのまま宿泊。

その日は爆睡してしまい、その後もダラダラと過ごしていたので、結局京田辺市を出発したのは14時。その後はひたすら雨の中を走るのみ。時速60キロ。ノンストップ。悲鳴をあげる我がカブのエンジン。甲賀市付近を信楽焼のたぬきに見守られながら、彦根市まで一気に飛ばす。約3時間。疲れた。岐阜から十分遠いはずの彦根がホームタウンのように感じられた。彦根で一時間休憩後、再びノンストップで爆走。7時20分、無事岐阜県羽島市に生還。彦根〜羽島間を1時間20分というのは雨風強い中原付でということを考えると驚異的なスコアだ。完全に何かに違反してるけど。。。ともかく無事に着いてよかった。


結論からいうと、いい旅だった。大阪はカブで行くには意外と遠かったけど、懐かしい人にも会えたし、旨いものも食えたし、珍しいものも見れたし、行きは秋晴れの中バイクで飛ばすのは快感だったし、ここ最近では一番満足度の高い旅だったかもしれない。


欲をいえば、、やっぱ自動二輪が羨ましい(笑)高速かっ飛ばしたい!原付の限界を悟った旅でもありました。カブは名車だと思うけどね。次、20代最初の旅はどこにいこうかなー。