国産ブラウザ「ルナスケープ」にiPad版登場!iLunascapeを試してみた

Windows用の国産ブラウザ、Lunasacape。以前友人が絶賛していたので機会があれば試してみようかと思ってたけど、現在MacBookしか持っていない俺に試す機会はなく。。。実はこのMacにはMicrosoftがなかったことにしたがってるWindows Vistaがブートキャンプで搭載されているはずなのですが、いつごろからかサッパリ起動しなくなった。。。。

さてそんなこんなで「爆速」らしいLunascape for Windowsを試すことはなかったわけですが、昨日7月29日にどうやらiPad版がリリースされた模様。今までiPadのブラウザは標準のsafariしか使ったことがありませんでしたが、このiPadLunascapeは「タブブラウザ」が可能であるときいて試してみることにしました。以下実際に使用してみた感想です。


(利点)タブブラウザが実現できるのはやはり便利。

上のキャプチャ画像のように、メニューやタブの切り替え表示が全て画面の下側に配置されており、横にして下の方を支えながら使うことの多いiPadでは使いやすい構成となっています。左側の「+」を押すと新規ページが新しいタブで開かれ、逆に右側の「×」を押すとそのページが終了します。

Safariだと、新しいウィンドウで表示するリンクが開くたびに新しいウィンドウが作成されてしまい、複数のページを同時に見るにはお世辞にも適しているとはいえません。またYouTubeなどの動画を再生している際に新しいページが開いてしまうと、動画の再生は止まってしまい、再び動画再生のページに戻るとまた最初から動画を読み込まねばなりません。

このiLunascapeだと、動画をバックで再生させたまま他のページをブラウジングさせることができました。これでほぼ、PCと同様なスタイルでのブラウジングが可能になった感がします。これではてブなどの共有ブックマーク機能が実装されれば文句なしです。

YouTubeで動画を走らせたまま他のページを閲覧できる


(難点)まだまだ動作が不安定すぎる。

さきほど「YouTubeで動画を走らせたまま他のページを閲覧できる」と申し上げましたが、これは正直「可能ですが不可能」です。なぜならこれをしばらく続けるとメモリ不足に陥って、動画再生などのアクティブな動作をしているページがシャットダウンしてしまうからです。普通の静的なページを2つか3つ同時に起動してブラウジングするのであれば不便は感じませんが、動画を後ろに走らせたまま他のページを閲覧するのは現状では難しそうです。

そして標準のSafariに比べて、どうしてももっさりとした感じがあります。「快適なブラウザ」としては、タブブラウザ機能の非搭載を与してもSafariに軍配が上がるでしょう。


(結論)動作は不安定だが試してみる価値は大あり

Safariに軍配を上げましたが、やはりタブをさくさく切り替えてウェブページを閲覧できるのはこのiLunascape最大の強みです。共有ブクマ機能の搭載の計画もあるそうですし、これから期待できるiPadブラウザです。今時珍しい国産ブラウザーなのも嬉しいですね。ガンバレLunascape

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